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けむりを見ていた

ひとりごと用のサブブログ

ブログ名の由来

寺山修司少女詩集 (角川文庫)


この、ググっても全然このブログにたどり着かないブログ名の由来をば。

たどり着かないのでブログ名としては失敗だと思いますよ…。

でもいいんだ、好きだから。

 

寺山修司の詩から取っています。

寺山修司、10代の頃から好きで。有志でフリーペーパーとか作ってました。そしてそのフリーペーパーを主催してた人は今、野田地図で役者やってるんです。ふふ。

 

寺山修司では、短歌の

海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり 

も好きです。

 

で、詩の方を紹介しますね。私大学でこれでレポート書きました。好きなことしか書かなかったなあの授業…。ブランキーの歌詞分析して単位もらったしな…。

 

けむり

 

言葉で

一羽のかもめを

撃ち落とすことができるか

 

言葉で

沈む日を

思いとどまらせることができるか

 

言葉で

バルセロナ行の旅客船を

増発できるか

 

言葉で

人生がはじまったばかりの少女の薄い肩を

つかむことができるか

 

   私は

   悲しくなると

   けむりを見ている

 

何もできはしないんだけど、それでも、言葉しかないのです。

たとえ悲しくなろうとも。

ね。 

 

寺山修司の詩には他にも「けむり」がたくさん出てきて、比べると面白いです。

『少女エルザ』という詩には

ぼくの猫はけむりでできている

と、

ぼくの猫はことばでできている

という表現が出てきます。

また『猫目石』は、

けむりという名の子猫が死にました

で、始まります。

 

寺山修司の詩で頻出するモチーフとしては他にも、海、鳥、汽車なども多いのだけど、なぜか昔からけむりが気になってます。

猫、言葉、と近しい使われ方をしているからかも。

学生の頃は特に猫好きだったわけではなくて、実家の犬を可愛がっていましたが。うん、じゃあ「言葉」との近さに取っ掛かりがあるのかも。